カリキュラムの特徴 共生デザイン学科 (2026年度新設予定 人間共生学部)

カリキュラムの特徴
多様性とグローバルな視点を養い、共生の在り方を学ぶ
共生デザイン学科では、社会学・心理学・福祉学を基礎に、建築、ビジネス、グローバル等を融合させながら、フィールドワークを通じて国内外の地域社会や職場の課題に取り組むことを通して、さまざまな角度から共生のあり方を考え、多様な人々と共に働くことができる人材を育成します。

共生デザイン学科の専門教育科目
共生デザイン学科では、専門教育科目の選択科目の中に、社会学系、心理学・メンタルヘルス系、福祉学系、建築・デザイン系、経営・ビジネス系、国際系という6つの専門領域の学びが用意されています。ご自身の興味・関心をもとに、いくつもの専門領域を組み合わせて学ぶことで、共生デザイン力を身につけていくことができます。
専門教育科目(選択科目) | 主な科目 |
---|---|
社会学系 | マイノリティと社会問題、防災とジェンダー、女性とキャリア形成、など |
心理学・メンタルヘルス系 | 心理学と心理的支援、人事心理学、メンタルヘルスの課題と支援Ⅱ、など |
福祉学系 | 地域福祉と包括支援体制Ⅰ、障害者福祉論、ソーシャルワーク演習、など |
建築・デザイン系 | まちづくりデザイン、居住環境論、ユニバーサルデザイン論、など |
経営・ビジネス系 | 産業と経営、ビジネスモデルデザイン、ジョブコーチ論、など |
国際系 | 異文化コミュニケーション、国際協力実践論、Human Diversity Studies、など |
共生デザイン学科の4つのモデル
共生デザイン学科では色々なテーマを掛け合わせて学ぶことで、自分らしい学びとキャリアを目指せるように4つのモデルを作っています。
- 1.人間共生モデル
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メンタルヘルスと働きやすさに関わる専門性を磨き、誰もが働きやすい職場作りやメンタルヘルス・マネジメントに貢献することを目指します。心理学・メンタルヘルス系や経営・ビジネス系の学びを志向する人に向いています。
- 2.地域共生モデル
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地域での共生のあり方に関わる専門性を磨き、誰もが住みやすい空間とまちづくりのデザインに貢献できる人になることを目指します。福祉学系や建築・デザイン系の学びを志向する人に向いています。
- 3.グローバル共生モデル
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文化の異なる人々との共生のあり方に関わる専門性を磨き、国内外のグローバル化に対応する人になることを目指します。社会学系や国際系の学びを志向する人に向いています。
- 4.ビジネスダイバーシティモデル
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多様な人々のニーズに合わせたサービスに関わる専門性を磨き、新たなサービスの創出に貢献する人になることを目指します。経営・ビジネス系や福祉学系、国際系の学びを志向する人に向いています。
学びの紹介
共生デザイン力実践科目

実践的に共生することを学ぶための特徴的な科目としては、2年生で体験する、課題解決型の授業と行政と一緒に地域課題に取り組む授業などがあげられます。
- 海外、地域、企業のうちのどれか1つを選択し、2年生の1年間(夏休みも含む)をかけて、大学内での学びと大学の外での学びを組み合わせ、共生のあり方を構想、提案、実行するチャレンジをしていただきます。世の中に実際に存在している課題に向き合い、その解決に向けて取り組む機会を2年生という早い段階で経験してもらうことは、何にも代えがたい経験になるはずです。2年次の夏に、知識→体験→思考→提案→実行のプロセスを体験することで、3年次以上の更に現実的な学びにつなげます。
グローバル共生フィールドワーク

- 学生満足度マレーシア国内1位のSunway Universityと、大妻女子大学人間共生学部のために企画した夏休み3週間のプログラム
- 「英語を学ぶ」ではなく「英語で学ぶ多文化共生社会」
- マレーシアでは、現地大学生や教授陣と交流しながら、授業、見学、フィールドワーク、ホームステイ等、平易な英語で学べる充実した3週間
- 本学教員の同行、日本人スタッフがいる付属病院など、万全の受け入れ態勢で初めての海外も安心
- フィールドワーク実施前に、学内外で日本文化・歴史や日本の国際化、日本の抱える共生社会の課題を学び、現地で英語でのプレゼンができるよう準備
地域共生フィールドワーク

- 多摩市、鹿児島県志布志市などと連携し、フィールドワークを実施予定。
- 各地域が抱える様々な課題を学び、見学やインターンシップを通して地域の活性化、コミュニティデザイン、地方と大学の連携等を体験
- グループワークで解決方策を検討し、プレゼンテーションで地方自治体から評価を貰います
ダイバーシティインターンシップ

- Diversity Equity & Inclusionに積極的に取り組む企業と包括協定を締結。
- 企業の講師から企業が抱えるDE&Iの課題を学び、見学やインターンシップを通して企業現場を体験
- グループワークで解決方策を検討し、プレゼンテーションで企業側から評価を貰います
- グローバル共生フィールドワーク
- 地域共生フィールドワーク
- ダイバーシティインターンシップ
グローバル共生フィールドワーク
多様な民族文化、人種、価値観が共存するマレーシアで3週間の留学を行います。マレーシアの大学教員・学生と一緒に考えたり、子どもや女性のシェルター・メンタルヘルスの施設等を訪問して、実情を体感します。
もちろん、文化や観光も体験します。
また、日本国内のグローバル化の実態も学びます。さらに、日本の文化、シェルターやメンタルヘルス施設について知ることも大切です。
こんな人におすすめ
- 多文化に興味がある、留学したい
- 国際支援に関心がある
- 身近な外国人と関わりたい
- 英語が好き
地域共生フィールドワーク
那須塩原・鹿児島県志布志市・北海道美瑛町・広島県世羅町・多摩市等(予定)、日本国内の地域課題に現地ファシリテーターや住民と共に取り組みます。「調べる」「訪ねる」「交流する」「意見交換する」「見出す」「試みる」「振り返る」を循環します。地域課題は、移住支援・観光・人材育成・子育て環境作り・空き家や空き店舗活用等、多様です。
こんな人におすすめ
- 身近な課題に興味がある
- 地方創生、地域開発、地域活性化をやりたい
- 公務員志望、何か地域づくりに携わりたい
- 空間デザインや居場所作りに関心がある
- 観光業やホテル業に興味がある
ダイバーシティインターンシップ
企業の人から話を聞いたり、グループディスカッション、企業での活動・体験実習などを通して、誰もが働きやすい職場のあり方を考え、課題解決・新しい価値を生み出すことを経験します。
例えば、外国人労働者の疎外感を減らす工夫、子連れでも買い物しやすい店舗作り、地方企業で働く若者を増やす方法等、実際に企業が抱える課題に取り組みす。
こんな人におすすめ
- 早めに様々な企業に行ってみたい
- 企画や人事に興味がある
- 企業で福祉の仕事がしたい
- 経営や運営がやってみたい
授業紹介
SDGsセミナー

SDGsの17のゴールからテーマを選び、課題発見と解決策の提案を行います。身近な生活課題を出発点に、国内外の視野を広げ、共生社会の実現に向けて、誰一人として取り残さない社会を構想できる力を養います。
コミュニティ・空間デザイン論

コミュニティの課題を理解し、共生空間をデザインするための基礎知識を身につけることを目指します。日本の家族や地域社会の実態を把握し、先進事例から、求められるコミュニティ運営の方法を学びます。
ジョブコーチ論

ジョブコーチとして障害者の就労支援を行うための基本理念や支援技術を習得することを目指します。障害者支援と企業支援のバランス、アセスメントからフォローアップまでの支援プロセスを理解し、実際の支援技術を学びます。
大妻女子大学人間共生学部共生デザイン学科の公式Instagramはこちらから。
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