Q社会調査士を取ろうと思ったきっかけは何ですか?
- Oさん
- あまり深いきっかけはなく、社会調査士を取れば、「社会学を学んだ」という証明というか、「大学でこれを学びました」というのが言えるかなと思ったからです。
- Yさん
- この専攻で唯一取れる資格が社会調査士だったので、興味をもちました。とりあえず基礎統計から始めてみて、社会調査士を取ることにしました。
Q統計は難しくないですか?
- Oさん
- 難しいですね(笑)。でも、先生が丁寧なわかりやすいレジュメを作って、毎回配ってくれるので大丈夫でした。レジュメは保存して、いまだに使っています。
Q調査士の科目では、何が面白かったですか?
- Oさん
- 2年生のときに「社会調査及び演習」の授業があって、1年生の時に習った基礎統計の知識を使って、いろいろ分析をしました。実際に調査することで、1年生の時に習ったクロス集計をどう使うのかとか、結果をどう理解するのかを知ることができて、統計って面白いなと思いました。「社会調査及び演習」の授業では、自分たちで、実際にアンケートの項目を作って、アンケート票を郵送して、帰ってきたアンケートをパソコンに入力しました。選挙人名簿も使ったし、これらの経験は社会調査士の資格を取ろうと思わないと経験できないので、そこが社会調査士を取るメリットだと思いました。
Q調査士の科目を取ったことで、どんな力が身に付きましたか?
- Yさん
- 「本当にそうなのか」と疑う力がついた気がします。例えば、クロス集計ではこういう結果が出たけど、原因は他にあるんじゃないか考えるようになったり。また、よくTVである「街中インタビュー」とかも、偏った意見なんだと思うようになりました。論理的思考が身についたと思います。
- Oさん
- スキル的な部分では、SPSS(統計分析用ソフト)が使えるようになりました。また、グループワークで、アンケート票を作ったので、グループワークの力もつきました。
Q調査士を取ることで、将来どんなメリットがあると思いますか?
- Oさん
- 就活の書類に「社会調査士キャンディデイト」のことを記入しています。社会調査士はそんなに知られている資格ではないので、どんな資格か説明する際に、「大学で4年間、こんな勉強をしてきて」と、自分が勉強してきたことを説明する材料になると思います。
- Yさん
- 統計は、最初は数字というだけで、「あ…」と抵抗感があったんですが、データも読めるようになって、「何%」と書いてあっても、本当にそうなのかなと疑うようになりました。そういうことは社会人になっても活きるんじゃないかなと思います。
- Oさん
- 社会調査士の授業を取って、違う原因・要因があるかもしれないという考え方がとても身についたと思います。今まで「正しい」と思っていたことや、「一般的にこうあるべき」という考え方について、いったん立ち止まって考える思考みたいなものは身についたし、社会に出てから活かせると思います。
- Yさん
- 牧野先生もおっしゃっていたんですが、社会調査士の科目を取っていたほうが、社会学が何かを理解しやすいとすごく思いました。