授業概要 共生デザイン学科 (2026年度新設予定 人間共生学部)

授業概要
学部共通
- 人間共生総論Ⅰ
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本授業は、新入生に学部の基本理念である「共生」について考えてもらうことを目的としています。「人間共生総論Ⅰ」では、社会学の視点からジェンダー間、世代間、異文化間など、さまざまな次元での共生について講義します。受講生には異なる他者を理解し、共に生きるための知識と知恵を身につけてもらいたいと考えています。講義だけでなく、討論を通じて能動的に学べる機会も提供します。
- 人間共生総論Ⅱ
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人は生まれた瞬間から人との関わりの中で成長します。この授業では、自分の感情や考え方を振り返り、他の人の気持ちを理解する力を育てます。心理学を通して、より良い人間関係を築くための発想力や創造力も身につけることができます。日常生活に役立つ知識を学びながら、自分や周りの人との関係を深めていきましょう。
- 人間共生総論Ⅲ
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急速に変化する社会の中で、人間関係も大きく変わっています。この授業では、人間関係の基本的な考え方や対人認知、発達、コミュニケーションの基本概念を学びます。さらに、実際の事例を通じて、円滑な対人関係を築く方法や、関係を妨げる要因について考えます。ロールプレイを通じて実践的に学ぶことで、日常生活で役立つ対人スキルを身につけます。
- 人間共生総論Ⅳ
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本授業は、共生社会の実現に向けて、多様性を背景とする地域社会や職場の課題を、国内外の地理的差異に関わる「グローバル・地域共生」、多様な特徴を持つ人間同士の共生である「人間共生」の二側面から捉えます。多様な専門領域の教員がオムニバス形式で授業を行い、社会の課題を様々な角度から捉える広い視点を養います。
- 共生デザイン概論Ⅰ
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本授業では、主に人種、言語、宗教、文化など、グローバル化に伴う多様性に焦点を当てます。例えばインバウンド消費、外国人労働者との協働や地域社会での共生などを扱い、異なる地域間での対話と協力の重要性を学び、グローバルな多様性を理解します。
- 共生デザイン概論Ⅱ
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本授業では、少子高齢化社会や障害者福祉などをもとに、個人の多様性と地域づくりの在り方について学びます。就労支援や生活支援の観点から、地域課題を分析する思考を身につけます。特に就労に関しては、労働者減少の影響とその対応策を解説します。
共生デザイン学科
必修科目
- ジェンダー論
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本授業では、ジェンダーに関する基本的な知識を学び、社会問題を解決するための思考力と問題解決力を養います。
ジェンダーにまつわる問題は、身体的な違いだけでなく、社会や文化の影響も大きいことを理解し、日常生活の中における「当たり前」に隠れたリスクを見抜く力を身につけます。
講義とグループディスカッションを通して、実際のジェンダー問題について深く考える機会を提供します。 - コミュニティ・空間デザイン論
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本授業では、現代社会で人と人がつながる重要性を学び、コミュニティデザインのあり方を考えます。
コミュニティの課題を理解し、共生空間をデザインするための基礎知識を身につけることを目指します。
また、自分の考えを発表する機会を通じて、学びながら考える姿勢やプレゼンテーション力も養います。
日本の家族や地域社会の実態を把握し、先進事例から、求められるコミュニティ運営の方法を学びます。 - 共生デザイン基礎セミナー
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本授業では、大学で学ぶための基本的な能力(情報収集力、課題発見力、批判的思考力、分析力、プレゼンテーション力など)を養い、学びへの意欲を高めることを目指します。
大学での学び方や課題発見、プレゼンテーションの仕方、チームでの協力する方法について、講義と少人数グループワークを通じて実践的に学びます。
これにより、学びの基盤を固めます。 - 国際関係論
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本授業では、日本が平和で安全な生活を送ることを可能にしている世界的な枠組みを学びます。
冷戦後の国際秩序やグローバル化、現在の日本の国際的な立場を理解し、地球規模の問題解決に向けて行動できる力を養います。
基礎理論を学びつつ、国際機関や日本の活動を紹介し、映画やドキュメンタリーを通じて問題を身近に感じながら議論を深めます。 - SDGsセミナー
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本授業では、SDGsの17のゴールからテーマを選び、課題発見と解決策の提案を行います。
共生社会の実現に向けて、誰一人として取り残さない社会を構想できる力を養います。身近な生活課題を出発点に、国内外の視野を広げ、共生デザイン基礎セミナーで学んだ能力を活用してプレゼンテーションを行います。
2年次のPBL選択に向け、グローバル・地域共生・ダイバーシティに結び付く内容を体験型で学びます。 - メンタルヘルスの課題と支援Ⅰ※1
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本授業では、メンタルヘルスの基本的な考え方と精神保健学の役割を学びます。
人間の多様性や文化・社会的背景の違いから生じる課題についての視点を深め、精神保健福祉士の役割や専門機関との連携について事例を通して学びます。
家族や学校、勤労者の精神保健課題に焦点を当て、さらにWHOなど国際機関の活動や各国の精神保健医療の実情を理解し、実践的な視野を広げます。 - 人間の多様性と障害※2
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本授業では、人間共生の土台となる人間の多様性を理解するための基礎知識を学び、特に障害や疾病に関する原因、症状、生活や職業上の課題について学びます。
障害や疾病が引き起こす困難や必要な配慮について、事例を通して社会的課題を発見し、解決に向けて主体的に考える力を養います。
基本的な知識を学んだ後、障害者福祉施設や雇用企業のゲスト講師や映像等を通して現場を知り、グループディスカッションやレポートで学びを深めます。 - 共生デザインセミナーⅠ
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本授業では、社会の多様性に関する課題や共生社会の実現に向けた取り組みを、グローバル、地域共生、ダイバーシティ&インクルージョンの視点から具体的に学びます。
実践と理論を繰り返し、フィールドでのグループ活動を通じて、多様なコミュニケーション方法で課題を発見し、共生に向けた構想を実施します。 - 共生デザインセミナーⅡ
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本授業では、国内外の地理的差異や人間の多様性に関する課題、共生社会の実現に向けた取り組みを、グローバル、地域共生、ダイバーシティ&インクルージョンの視点から具体的に学びます。
共生デザインセミナーⅠでの取り組みを発展させ、グループで構想した内容を提案・実行し、プレゼンテーションや運営する能力を高めます。
最終的には、理論と結びつけてレポートを作成し、論理的思考と文書作成能力を養います。 - 共生デザインセミナーⅢ
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本授業では、4年間の学びの集大成として、これまで学んできた知識や技能を活かし、多様性に起因する現象について自分で問題を発見し、仮説を立てて検証・考察する力を養います。
共生社会の実現に向けて、エビデンスをもとに他者と協力し、課題解決策を提案します。 - 共生デザインセミナーⅣ
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本授業では、共生デザインセミナーⅢでの活動を発展させ、授業では指導教員やクラスメートとディスカッションを行い、共生社会の実現に向けた課題解決策をエビデンスに基づき提案し、発表します。
- 卒業論文
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本授業の目的は、4年間の学びの集大成として、多様性に基づく地域社会や職場の課題をテーマに、共生のあり方を分析・考察できる力、つまり共生デザイン力を身につけることです。
テーマ設定から先行研究の整理、仮説構築、研究方法の立案、データ収集・分析・考察・発表に至る一連の作業を、指導教員やメンバーと協力して進めていきます。
共生デザイン力実践科目
- 地域共生フィールドワークⅠ
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本授業は、地域社会における共生のあり方を実践的に学ぶためのフィールドワークです。
フィールドワーク前後には、学内でワークショップを行い、実施前には地域の基礎的な講義や課題整理を行い、実施後には成果を振り返り、グループで課題解決策をプレゼンテーションします。
これらを通じて、地域社会の現状や課題についての基礎知識と、多世代との実践的なコミュニケーション力を養います。 - 地域共生フィールドワークⅡ
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本授業では、地域社会における共生のあり方を実践的に学ぶフィールドワークを通じて、地域の社会課題を分析する力、他世代とのコミュニケーション力、協働して解決策を提案する力を修得します。
授業では、地域の課題や共生に関する講義・演習に加え、地域住民へのヒアリングやディスカッションを通じて見つけた課題に少人数グループで取り組みます。
日本各地、例えば鹿児島県の移住・交流支援センターや那須塩原のNPO法人等と提携を結び、実際の地域課題に取り組みます。 - ダイバーシティインターンシップⅠ
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本授業では、グローバル化や多様性に関連する企業活動の課題を、他の授業での学びを総合し、課題解決や新たな価値創造のアプローチを構想・提案・実行する力を修得します。
企業との連携を通じ、職場のダイバーシティ課題や商品・サービスの多様性、利益とのバランス感覚を学びます。
グループワークを通じて、協働するための構想力、コミュニケーション力、提案力を身につけ、体験的学習を通じて実践します。 - ダイバーシティインターンシップⅡ
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本授業では、グローバル化や多様性に関わる企業活動の課題を、他の授業での学びを総合し、課題解決や新たな価値創造のアプローチを構想・提案・実行する力を養います。
ダイバーシティ・インターンシップⅡでは、企業の生産活動、CSR、SDGsに関する課題を企業と連携し、現場見学、グループワーク、短期実習を通じて学びます。
ダイバーシティ・インターンシップⅠで提案した内容を企業スタッフや他の学生と協力して実行し、成果を振り返り自己評価を行います。
例えば、コニカミノルタウイズユー(東京都八王子市)、トーマツチャレンジド(東京都千代田区)、NRIみらい(神奈川県横浜市)等と提携を結び、実際の企業課題に取り組みます。 - グローバル共生フィールドワークⅠ
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本授業は、多文化共生社会を学ぶための短期留学プログラムの一環です。
留学前には、留学先に関する基礎的な講義や現地でのプレゼンテーション準備としてグループワークを行い、留学後には成果を振り返り、グループで英語によるプレゼンテーションを行います。
これらを通じて、多文化共生に必要な基礎知識や技能、実践的なコミュニケーション力を養います。 - グローバル共生フィールドワークⅡ
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本授業では、多文化共生社会を学ぶための短期留学を通じて、グローバルな視点、実践的なコミュニケーション力、協働力、行動力を修得します。
授業では、共生や多様性に関する広範な講義・演習に加え、現地の人々との交流やフィールドワークを行います。
少人数のグループで英語によるディスカッションやグループワークを通じて理解を深めていきます。
マレーシアのSunway Universityと提携を結び、英語で多文化や共生社会のあり方について体験的に学びます。 - ジェンダー論
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本授業では、ジェンダーに関する基本的な知識を学び、社会問題を解決するための思考力と問題解決力を養います。
ジェンダーにまつわる問題は、身体的な違いだけでなく、社会や文化の影響も大きいことを理解し、日常生活の中における「当たり前」に隠れたリスクを見抜く力を身につけます。
講義とグループディスカッションを通して、実際のジェンダー問題について深く考える機会を提供します。 - コミュニティ・空間デザイン論
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本授業では、現代社会で人と人がつながる重要性を学び、コミュニティデザインのあり方を考えます。
コミュニティの課題を理解し、共生空間をデザインするための基礎知識を身につけることを目指します。
また、自分の考えを発表する機会を通じて、学びながら考える姿勢やプレゼンテーション力も養います。
日本の家族や地域社会の実態を把握し、先進事例から、求められるコミュニティ運営の方法を学びます。
社会学系
- マイノリティと社会問題
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本授業の目的は、マイノリティ(少数派)の人々が抱える社会問題を、制度・政策や権利の視点から考察できる力を養うことです。
特にセクシュアル・マイノリティを中心に、歴史的経緯を踏まえた社会構造や格差・差別のメカニズムを理解します。
多様な性に対する認識を尊重し、社会的正義の実現に向けた思考力と判断力を身につけます。
授業では、社会学の理論を学び、その後テーマ学習を通して成果を英語で発表します。 - 社会学と社会システム※1
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本授業の目的は、現代社会の特性、生活の多様性、人と社会の関係、社会問題について、社会学の視点と理論を通して理解することです。
社会学の歴史を学び、社会システム論や社会変動論を用いて現代社会を捉えます。
日本の地域社会や異文化の課題を事例・新聞記事等を通して検討し、生活や社会構造、市民社会についても学びます。 - 防災とジェンダー
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本授業の目的は、災害時の防災対策における問題点をジェンダーの視点から分析し、解決方法を身につけることです。
1999年に施行された男女共同参画社会基本法以降、ジェンダー政策は進展していますが、日本の取り組みは遅れています。
本授業では、国内外の男女共同参画の動向を理解し、過去の防災事例を元に、ジェンダーの視点から課題解決策をグループワークやディスカッションで考察します。 - 女性とキャリア形成
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本授業の目的は、女性が長期的な視点でライフコースを選択するための知識と行動力を養うことです。
女性は人生の中で様々な出来事に直面します。
本授業では、「公的生活」と「私的生活」、それらを横断する領域で自分らしい人生選択のための知識を学び、社会人女性へのインタビューを通して将来のライフプランをシミュレーションします。
また、生活リスクマネジメントの重要性についても学びます。 - エスニシティ論
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本授業の目的は、エスニシティの視点から文化的に異なる他者に対する共感的理解を深め、共生のあり方について議論できるようになることです。
グローバル化が進み、他者との違いを尊重し共に生きることが現代日本社会で重要な課題となっています。
本授業では、移民・難民、人権、差別、民族紛争などの事例を通じて、エスニシティに関わる基本的な概念や理論を学び、自分の意見を論理的に説明できる力を養います。 - 家族論
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本授業の目的は、家族における多様性に焦点をあて、現代の家族に関する問題の背景や原因、解決方法について学ぶことです。
授業では、家族の概念、ジェンダー役割、家父長制、少子化、ワークライフバランス、DV、同性婚などのテーマを扱い、歴史的背景や最近のトピックについて解説します。 - 社会保障制度Ⅰ※1
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本授業では、社会保障の発達の歴史、体系、財政の仕組みと社会保険制度の概要、特に公的年金制度を中心に学びます。
日本の社会保障制度だけでなく、諸外国の制度とも比較し、日本の経済や社会の仕組みとの密接な関係を理解します。
少子高齢化や社会の変化に伴う社会保障制度の課題と、それらの問題にどのように取り組もうとしているかについて説明できる力を習得します。
講義だけでなく、統計データ等を用いたグループディスカッションを通じて現状や課題を考察します。 - 社会保障制度Ⅱ※1
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本授業では、「社会保障制度Ⅰ」に続き、年金保険、医療保険、介護保険、雇用保険、労働者災害補償保険といった社会保険制度を学びます。
日本の社会保険制度改革の目的とその影響を考察し、社会保障の問題に対する理解を深めます。
また、公的保険と民間保険の違いや、生活保護制度や社会手当についても事例を交えて学びます。最終的には、各社会保険制度の概要と運用上の課題を説明できる力を養います。 - 政策デザインとガバナンス
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本授業の目的は、政治、行政、市民の関係について理解し、公共政策ガバナンスに役立つ実践的スキルを習得することです。
政策決定プロセスにおける市民の意見や検証の重要性を学び、地方行政の過去のパブリックコメント手続きを検証した後、実際に意見のデザインを行います。
心理学・メンタルヘルス系
- 心理学と心理的支援※1
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本授業では、人の心の基本的な仕組みとその機能を理解し、環境との相互作用から生じる心理的反応を学びます。
また、心理学理論に基づくアセスメント手法(心理検査)や心理的支援(心理療法)の基礎を理解し、実際に相談場面で役立つ技能を習得します。
授業では、講義に加えて、グループディスカッションやロールプレイを通じて、対人援助活動に必要な実践能力を身につけることを目指します。 - 医学知識※1
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本授業では、人体の構造と機能、疾病や障害、リハビリテーション、健康について基本的な知識を学びます。
ライフステージごとの心身の変化や健康課題を知り、さらに、人体構造や心身機能、疾病と障害の成り立ち、回復過程について理解します。
公衆衛生の観点から健康に影響を与える要因や課題解決策を学びます。視聴覚教材や人体模型を使用し、体系的に理解を深めます。 - 精神医学Ⅰ※1
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本授業では、精神医学の基礎、精神障害の理解、精神疾患の症状と診断、代表的な精神疾患について学びます。
講義を中心に、症例や事例を用いて精神疾患の分類、症状、経過、治療方法を学習します。精神医学・医療の歴史を知り、現在の精神医学の位置づけを理解することを目指します。
授業を通じて、精神医学の基本的なアプローチを理解し、主な精神疾患の概略を他者に説明できる能力を養います。 - コミュニケーションスキル論
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本授業の目的は、対人関係におけるコミュニケーションの構造や諸課題、有用性を理解し、多様な対人場面でのコミュニケーションスキルを養うことです。
心理学や保健医療学を踏まえたコミュニケーションの専門的な知識と技法を身につけ、面接(支援)に関連する理論や基本的面接技法について学びます。 - アイデンティティ論
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本授業のねらいは、人間の多様性やそれに起因する社会的課題を深く理解し、現代社会におけるアイデンティティの様相について知識を深め、自分なりの考えを持つことです。
エリクソンのアイデンティティ理論の観点から人格発達のプロセスを理解し、多様な背景を持つ人々のアイデンティティの在り方を学びます。
自己と他者の違いを理解し協働するための知識・技能を身につけます。 - 人事心理学
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本授業のねらいは、ビジネスの世界で生じる様々な現象を心理学の観点から解釈できるようにすることです。
人材育成やモチベーション、リーダーシップ、キャリア開発、組織運営に関わる心理学の理論を、具体的な事例を通して学びます。
これにより、良い組織作りや人材育成、チームパフォーマンス向上に必要な知識と技能を身につけます。 - 精神医学Ⅱ※1
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本授業では、代表的な精神疾患に加え、治療方法、精神科医療機関の役割、人権擁護、医療・保健・福祉の連携の重要性について学びます。
精神医療と人権擁護の歴史を理解し、精神保健福祉法における入院形態や医療観察法を学び、その中での精神保健福祉士を始めとする医療・保健・リハビリテーション専門職の役割と法制度の課題に触れます。
講義に加えて、地域包括ケアの事例を通じたグループディスカッションを行い、精神科病院でのチーム医療や多職種連携における精神保健福祉士の役割を理解します。 - 精神保健福祉の原理Ⅰ※1
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本授業では、精神保健福祉の基本的な理念、概念、社会的障壁について歴史的な変遷をたどり、事例や事件を取り上げて実態を理解します。
現状と課題について考察し、グループディスカッションや当事者の講話を通じて対応策や解決方法を模索します。
授業の目的は、障害者に対する思想や社会的立場の変遷を理解し、精神障害者の定義、障害特性、生活実態について構造的に理解することです。
社会的排除と障壁の歴史を踏まえ、日本の精神保健や精神科医療に関する課題に対応する力を養います。 - 精神保健福祉制度論※1
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本授業では、精神障害者の生活問題やニーズを理解し、その問題解決に必要な制度について学びます。
特に、精神保健福祉法や医療観察法、生活支援や経済的支援に関する制度の概要と課題、精神保健福祉士の役割を理解します。
また、障害児・者に対する法制度の活用方法と制度活用の限界を考察し、障害者福祉の理念発展過程、障害者権利保障の歴史を理解します。
最終的には、精神障害者固有の権利擁護問題を医療と地域社会の視点から考察できるようになることを目指します。 - メンタルヘルスの課題と支援Ⅱ※1
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本授業は、メンタルヘルスに関連する社会的問題を、保健、医療、福祉の各支援制度とともに理解することを目的としています。
現存する支援方法に加え、新たな対策を考察できる思考力を養います。
授業では、メンタルヘルスの視点から現代社会の課題や予防、偏見や差別、地域連携について概説し、グループディスカッションを通じて実践的な理解を深めます。 - 精神保健福祉の原理Ⅱ※1
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本授業では、精神障害者へのかかわりを通じて、精神保健福祉士が築いてきた価値を学び、ソーシャルワークとリハビリテーションの専門職としての職業的アイデンティティの基礎を構築します。
精神保健福祉士の理念や倫理綱領を理解し、職域や業務特性を把握します。
授業では事例を用い、多面的な課題を考察し、精神保健福祉士の実践方法や権利擁護の手法、特に意思決定支援やアドボカシーを学びます。 - 精神障害リハビリテーション論※1
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本授業では、精神障害リハビリテーションを学ぶことにより、人間の多様性や課題への理解を深め、精神保健福祉の問題に対して解決策を導く専門的な技術と思考を身につけるます。
授業では、精神障害リハビリテーションの理念や定義、医学的・教育的・職業的・社会的リハビリテーションの概要や課題について学び、グループディスカッションを通して実践的な理解を深めます。
福祉学系
- ソーシャルワーク論ⅠA※1
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本授業では、ソーシャルワークの価値や倫理、理念、社会福祉士・精神保健福祉士の役割と形成過程を学びます。
社会生活で問題や課題を抱える当事者の立場を尊重し、解決を目指す「相談援助」の意義を理解します。
講義を中心に視覚教材や事例を使い、ディスカッションを通じて多様な生活問題に対する分析力を養い、ソーシャルワークの価値・倫理に基づいた思考を身につけます。 - 地域福祉と包括支援体制Ⅰ※1
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本授業では、地域福祉の概念、歴史的背景、形成過程を学び、地域福祉実践に必要なニーズ把握方法や地域福祉計画の意義を理解します。
社会福祉協議会の活動や住民参加の意義、財源確保の方法も習得し、組織運営や人材育成、リーダーシップ・フォロワーシップの重要性を学びます。
さらに、地域住民の組織化、ボランティア活動、NPO活動を通じて、共生社会を目指した専門的アプローチを実践事例を活用して学びます。 - 障害者福祉論※1
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本授業では、障害者施策を中心に共生社会を支える法律・制度の基礎知識を習得し、障害のある人が地域で生活し、就労する際に生じる困難や、それを克服するために障害福祉サービスを活用する方法を学びます。
障害者基本法や障害者総合支援法、障害者雇用促進法を理解し、実際の事例を通じて公的サービスの適用方法を学びます。さらに、ゲスト講師を招き、ディスカッションや事例検討も行います。 - ソーシャルワーク論ⅡA※1
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本授業では、ソーシャルワークにおける人と環境の相互作用に関する理論を理解し、その上でソーシャルワークの価値や倫理について学びます。
さらに、ミクロ(個人)レベルのソーシャルワーク実践を中心に、知識と技術を学び、援助関係の構築技法や面接技法を習得します。
具体的な事例を通じて、対象者の違いに基づいた実践方法やシステム理論、生態学理論、生活モデルの適用を学びます。 - ソーシャルワーク論ⅡB※1
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本授業では、ソーシャルワークの基本的な枠組みを理解し、複雑多様化する社会福祉ニーズに対する相談援助の実践方法を学びます。
メゾ(集団・組織)レベルおよびマクロ(地域・国・国際)レベルの実践に焦点を当て、事例を通じてメゾレベルの援助過程やグループ支援技法を習得します。
グループ活動のプログラム作成やロールプレイを行い、技術を実践的に学びます。
さらに、マクロレベルで地域ニーズ調査法や地域計画立案を体験し、ケースマネジメントの意義と方法についても学びます。 - 刑事司法と福祉※1
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本授業では、刑事司法の近年の動向や更生保護制度、医療観察制度について理解を深め、関係機関の役割とソーシャルワーカーに期待される役割について考察します。
特に、高齢者や障害を持つ犯罪者の再犯防止に向けて、福祉・医療・雇用の支援が重要であることを学びます。
講義と事例を通じて、社会福祉と刑事司法の連携の必要性を理解し、共生社会を築くための適切な制度活用とサポートシステムを検討する力を養います。 - 社会福祉調査の基礎※1
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本授業では、社会福祉調査の意義や方法を学び、ソーシャルワーク実践に役立てる力を身につけます。
量的調査と質的調査のデータ収集、分析、報告の方法を理解し、倫理的問題への配慮やインターネット活用についても学び、データに基づく説明ができる力を養います。
さらに、統計分析ソフトやExcelを使ったデータ分析方法を習得し、サービス利用者の満足度調査や地域ニーズ把握の技術を実践的に学びます。 - ソーシャルワーク実習指導※1
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本授業では、精神保健福祉実践現場で活用されるソーシャルワークの知識、方法、技術を修得します。
精神保健福祉士の現場実習配属前の実習指導の一環として、実習の体系と目的を理解し、精神保健医療福祉の現状や利用者の状況を学びます。
見学実習や実践家の講話を通じて、実習施設や機関を知り、倫理綱領に基づいた専門職としての行動を意識し、実践的に指導を行います。 - ソーシャルワーク演習※1
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本授業では、少人数制で対人援助の基礎を体験的・実践的に学びます。新聞記事や事例を通して自己理解、他者理解を深め、個人的価値観と専門職としての価値観の違いを認識することから始めます。
基本的なコミュニケーション技術を習得し、事例検討やロールプレイを通じて面接技術を身につけます。
さらに、ソーシャルワークの展開過程を学び、各段階で活用される倫理・理論・技術を体系的に学習します。 - 地域福祉と包括支援体制Ⅱ※1
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本授業では、地域福祉を推進するための福祉行財政の実施体系とその役割を理解し、地域福祉計画や福祉計画の意義や目的について学びます。
また、地域住民が問題解決に働きかける力を高める「エンパワメント」について、支援者のアプローチを聴覚教材や事例を通じてグループディスカッションを行いながら学びます。
特に、地域共生に向けた多機関協働の実態を理解し、地域アセスメントの基礎力を養います。 - 権利擁護を支える法制度※1
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本授業では、認知症や障害などで判断能力が十分でなくなり、社会生活で不利益を被る方々が住み慣れた地域でその人らしい生活を送るための人権、権利擁護の仕組みを理解します。
憲法、民法、行政法の基礎を学び、権利擁護の意義と仕組みを生活の事例を通じて理解します。
さらに、家庭裁判所や専門職団体の役割を学び、成年後見活動や虐待防止実践を通じて、権利擁護に関する法の活用方法を養います。 - ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ※1
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本授業では、精神保健福祉領域のソーシャルワークの概要を理解し、ソーシャルワークが人間の適応や成長、発展に与える影響を学びます。
さらに、精神保健福祉分野でのソーシャルワーク過程の特性と家族支援における精神保健福祉士の役割を学び、事例や視覚教材を使ったグループワークを通じて実践的な支援方法を考察します。
これにより、ソーシャルワークの価値・理論・技術を適切に説明できる力と、家族支援のコーディネーション力を養います。 - ソーシャルワークの理論と方法Ⅱ※1
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本授業では、精神保健福祉における基礎的なソーシャルワークの考え方、内容、実践方法を習得し、ソーシャルワークが人間の適応や成長にどう関わるかを学びます。
特に、精神障害を持つ人や家族を対象にしたグループ支援を進めることに焦点を当て、事例紹介を通じて学びます。
また、精神医療や福祉における多職種連携・多機関連携の方法と精神保健福祉士の役割を理解し、個別支援からソーシャルアクションへの実践展開を通じて、各段階での介入方法を判断できる力を養います。 - ソーシャルワーク実習事前指導※1
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本授業では、ソーシャルワーク実習に向けて、実習課題に取り組むための事前学習を行います。
実習動機を明文化し、精神保健福祉士として必要な視点や技術を踏まえた実習目標、課題、方法を検討し、実習計画書を作成します。
この過程で自己分析を深め、自分の考えを文章としてまとめ、他者に伝える力を養います。
また、実習内容をスーパーバイザーにプレゼンテーションし、交渉を通じて計画を修正し、実習に必要な知識を冊子にまとめます。 - ソーシャルワーク演習Ⅰ(専門)※1
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本授業では、精神保健福祉士としての実践を想定し、メンタルヘルスの課題に対する総合的な援助技術を習得します。
ミクロ・メゾ・マクロレベルの事例を用い、入院から地域移行・定着支援までのチームアプローチ技法、グループ活動、コミュニティアセスメントを学びます。
ロールプレイやグループワークを通じ、共通原理である「社会的復権」「自己決定」などを実践的に考察し、援助技術を深めます。 - ソーシャルワーク実習Ⅰ※1
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本授業では、障害者サービス事業、精神保健福祉センター、保護観察所、障害者職業センター等で実習を行い、精神保健福祉士としての専門知識と技術を実践的に学びます。
スーパーバイザーの指導の下で、利用者援助の場面に関わり、理論や技術を現場で活用することを目指します。
また、地域社会の機関や施設の役割、アウトリーチやネットワーキングなど、社会資源の活用・調整の方法も学びます。 - ソーシャルワーク実習Ⅱ※1
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本授業では、精神科を有する総合病院や精神科病院、診療所で実習を行い、精神保健福祉士としての専門知識と技術を実践的に学びます。
スーパーバイザー指導の下、患者や家族との面接や診療の同席、院内外のカンファレンス参加を通じて、ニーズ把握や個別支援計画の立案を行います。
さらに、他職種や他機関との連携や交渉力を体験的に学び、実践に活かす力を養います。 - ソーシャルワーク実習事後指導※1
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本授業では、ソーシャルワーク実習の事後学習として、実習体験を振り返り、精神保健福祉士に求められる専門性や援助技術を総括します。
インシデント分析を行い、グループディスカッションを通じて自分の言動や思考を振り返り、自己評価とスーパーバイザー評価を元に今後の課題を明確化します。
最終的に、実習報告書を作成し、パワーポイントを使ったプレゼンテーションを行い、文書作成力とプレゼンテーション能力を養います。 - ソーシャルワーク演習Ⅱ(専門)※1
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本授業では、メンタルヘルスに関する事例を通じて、精神保健福祉士としての援助の過程を実践的に学びます。
特に外国人支援、アルコール依存症の家族支援、引きこもりや自殺予防、DPATによる被災地支援など、異なる支援場面を取り上げ、ロールプレイやグループワークを通して理解を深めます。
面接技法、制度活用、チームアプローチを学び、倫理・理論・技術に基づく援助を行う力を養います。 - ソーシャルワーク演習Ⅲ(専門)※1
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本授業では、メンタルヘルスに関する事例を通じて、精神保健福祉士としての援助過程を実践的に学びます。
市町村協議会での障害福祉計画、児童虐待支援、触法障害者・高齢者支援、企業における障害者の就労支援など、多様な事例を取り上げ、ロールプレイやグループワークを通じて法制度活用やコミュニケーション能力や連携力を養います。
また、「社会的復権」や「自己決定」などの共通原理を実践的に考察します。
建築・デザイン系
- まちづくりデザイン
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本授業では、高齢化や空き家などの課題に取り組む持続可能なまちづくりの知識と手法を学びます。
多摩地域を対象に、都市の成り立ちやニュータウンの課題を理解し、市民参加による協働でのまちづくり方法を修得します。
講義とワークショップを通じて、実際の課題解決に向けたアイデアを発展させ、プレゼンテーション技術も養います。 - 居住環境論
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本授業は「福祉住環境コーディネーター2級」の資格取得を目指し、高齢者・障がい者のための居住環境整備に関する知識を学びます。
資格試験に向けて復習や過去問題に取り組み、実践的な方法を習得します。
授業は講義と小テストで構成され、試験直前には集中講義と模擬テストを実施し、知識の定着を図ります。 - ユニバーサルデザイン論
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本授業の目標は、誰もが使いやすいデザイン(ユニバーサルデザイン)を考え、課題解決のためのデザイン提案を行う力を養うことです。
授業を通じて、ユニバーサルデザインの知識を深め、生活用具や空間におけるデザインの課題を対象者別に学びます。 - コミュニティ・空間デザイン演習Ⅰ
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本授業の目的は、福祉住環境コーディネーターに必要な空間デザインや運営の技術を習得することです。
図面から生活行動を読み取る力や図面作成技術を学び、空間デザインや運営に関する提案力を身につけます。
授業では、室内の快適な居住環境作りを目的としたデザイン技術やインテリア図面の描き方を演習し、オリジナルデザイン課題を提案・プレゼンテーションします。 - コミュニティ・空間デザイン演習Ⅱ
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本授業の目的は、地域や施設における共生空間のデザインや運営技術を習得することです。
共生空間のコンセプト立案から、空間の使い方や維持管理方法を学び、提案力を養います。
また、ビジュアルで自分の考えを説明するプレゼンテーション力や、グループワークを通じてコミュニケーション力を身につけます。
授業では、課題に基づく空間デザインをグループで考え、プレゼンテーションを行います。
経営・ビジネス系
- 企業と社会
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本授業では、グローバルビジネスにおける人事政策と企業行動における男女格差に焦点を当て、実際の状況を理解し問題解決能力を高めます。
日本では男女雇用機会均等法や女性活躍推進法があるにもかかわらず、依然として格差が存在します。
この問題は世界中で顕在化しており、統計データを駆使してジェンダー平等の実現に向けた課題を深く考察します。 - 産業と経営
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本授業では、経営の基本を学び、日本会計基準に基づく有価証券報告書の読解から始め、国際会計基準に焦点を当てます。
グローバル化が進む現代社会では、国内企業でも国際的な接点が増え、企業経営に関する理解が不可欠です。
授業を通して、企業内での成功を追求する素地を築き、キャリアに役立つ洞察力を養うことを目指します。 - ビジネスデータ分析の基礎
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本授業では、記述統計学と推測統計学を学び、ビジネスの現場で使用される統計データの分析と結果解釈を行えるようになることを目指します。
変数の種類、データの可視化、統計的検定、相関関係、t検定、分散分析、回帰分析などを学び、Excelを使用して実際のデータ分析を行います。
これにより、データ分析力と結果の解釈力を養います。 - ホスピタリティ論
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本授業では、ビジネスにおけるホスピタリティの重要性を、事例を通じて理解することを目指します。
ホスピタリティの概念や理論を学び、観光、宿泊、飲食、福祉などの業界における実例を解説します。
これを通じて、現代社会でのホスピタリティが生み出す価値を理解し、ディスカッションやグループワークで深めていきます。 - イノベーションと社会
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本授業では、過去から現在に至るイノベーション(技術革新)の事例を元に、イノベーションと社会の関係を探究します。
イノベーションが経済、社会、環境、文化、政治に与えた影響を学び、特に1995年以降のインターネット時代におけるデジタル分野の革新がもたらした変化に焦点を当てます。
社会全体の発展への貢献を考え、改善策を探る力を養うことを目指します。 - マーケティング論
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本授業では、マーケティングの核心を探求し、消費者と企業の相互作用を考察します。
受講生は、製品やサービスの市場導入、消費者心理、競合分析、広告戦略、倫理的実践について学び、効果的な市場戦略の立案やマーケティング計画の策定能力を養います。
さらに、持続可能なビジネスモデルを理解し、現代のマーケティングトピックスに関する知識を深め、競争優位性を構築できるようになることを目指します。 - 就労支援論※2
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本授業では、一般労働者や障害者の就労課題と支援方法を学び、実践的な知識や技術を習得します。
企業における就労支援のプロセスや障害者雇用の現状、職業準備支援、企業支援などを学び、実際の支援方法に必要な知識を深めます。
合理的配慮の理念とサポートネットワークの構築方法等について学びます。講義とグループディスカッション、演習を通じて実践的な支援技法を習得します。 - ジョブコーチ論※2
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本授業では、ジョブコーチとして障害者の就労支援を行うための基本理念や支援技術を習得することを目指します。
障害者支援と企業支援のバランス、アセスメントからフォローアップまでの支援プロセスを理解し、実際の支援技術を学びます。
講義とロールプレイを通じて応用力を高め、ディスカッションで知識を整理し定着させることを目指します。 - ダイバーシティとインクルージョン
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本授業の目的は、「多様性」「公平性」「包括性」の実現に向けたアイデアを考案することです。
多様な人々が生きる社会で、個々の状況に応じた適切なツールやリソースを提供することで公平性を確保し、能力を発揮できる社会を目指します。
授業を通じて、社会構造との関連で個人の問題をとらえ、異なる現実を持つ他者への想像力を養います。
グループディスカッションを通じて、ダイバーシティ社会に向けた実践的なアイデアを提案します。 - ビジネスモデルデザイン
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ビジネスモデルは企業が利益を生み出すために「誰に」、「何を」、「どのように提供」し、収益を上げる仕組みを設計する思想です。
この授業では、ビジネスモデルの要素を詳細に考察し、その本質を深く理解します。
具体的には、国内外の企業のケーススタディを通じて、ビジネスモデルの多様性を探り、経営理念と業務の相互関係を学びます。グループディスカッションとワークを通じて、ビジネスモデルの概念と理論を実務に活かすスキルを身につけます。 - グローバル企業戦略と社会
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現在、世界には38,000社以上の多国籍企業があり、その約9割が先進国に拠点を置いています。
日本企業は約3,650社で、全体の10%に相当し、ドイツの約7,000社に次いで2番目に多い位置にあります。
この授業では、グローバル企業と社会の相互作用を探究し、企業戦略がどのようにグローバル社会で競争力を維持・向上させるかを学びます。
具体的には、異文化を尊重した戦略や多文化社会での人事戦略について考察します。 - 国際経済論
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現在、経済のグローバル化が進み、私たちの生活は国際経済の動向と密接に関連しています。
為替相場の変動や貿易問題、デジタル・イノベーションなど、国際経済に関連するトピックは日常的に取り上げられています。
例えば、K-POPアイドルの活躍が韓国経済に影響を与えるように、国境を越えるお金の流れが何を意味するのかを理解するために、国際経済の基本的な理論を学びます。
この授業では、現代の国際経済で発生している問題を解明するための理論的な枠組みを習得することを目指します。 - ジョブコーチ実習指導※2
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本授業は「ジョブコーチ実習」の事前学習として、障害者雇用や就労支援の現場でジョブコーチ支援を実践するための基礎知識を学びます。
具体的には、人間の多様性や障害特性、福祉施策、ジョブコーチの理念・方法・技術を理解し、実習に向けた準備として、実習企業の下調べや計画書作成を行います。
授業は講義、ロールプレイ、ディスカッションを通じて、実習に向けた準備と意識を高め、基礎的な知識と技術を身につけることを目指します。 - ジョブコーチ実習※2
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本授業では、障害者雇用および就労支援の現場でジョブコーチとしての基本姿勢と実践力を身につけることを目指します。
基礎知識として、人間の多様性、障害特性、福祉施策、ジョブコーチの理念・技術を学び、2カ所の障害者雇用企業での現場実習を行います。
実習では、支援計画の作成、従業員面接、関係機関との連携を体験し、学んだ内容をプレゼンテーションで表現することで、実践力を高めます。 - ジョブコーチ演習※2
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本授業は、「ジョブコーチ実習指導」とともに「ジョブコーチ実習」の事前学習に位置づけられ、障害者雇用現場で職場適応援助者として活動するために必要な支援方法・技術を学びます。
具体的には、アセスメント、ジョブマッチング、職域開発、企業内調整、指導技法、ナチュラルサポート、フォローアップに焦点を当て、少人数のロールプレイを通じて実践的な学習を行います。
体験的学習を通じて、課題発見・問題解決能力を高め、他者とのコミュニケーションを通じて提案・実行力を養います。
国際系
- 文化人類学
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文化人類学とは、世界の多様な文化を知ることを通じて、自文化の「当たり前」を見直す学問です。
自分の常識とは異なる世界を理解することで視野が広がり、異文化を相対的に捉える柔軟性を養えます。
本授業の目的は、異なる背景を持つ人々と相互理解を深めるための視点・思考法を身につけることです。
文化人類学の基礎知識と技能を学び、具体的な事例を通じて多様な文化の理解を深め、文化相対主義的態度を学びます。 - 異文化コミュニケーション
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グローバル化が進む中、異文化接触による摩擦がさまざまな場面で見られるようになっています。
本授業の目的は、異なる文化的背景を持つ他者・集団と協働するための知識・技能を習得することです。
異文化コミュニケーションに関連する概念や理論を学び、具体的な事例をもとにロールプレイやディスカッションを行います。 - 国際共生と社会課題
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グローバル化で地球温暖化や資源問題などが増える中、国際社会が協力することが大切です。
授業ではSDGsを基に、世界の課題を理解し、共生の方法を考える力を育てます。持続可能で多様性のある社会の実現について学びます。 - 国際協力実践論
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国際協力とは、開発途上国を支援し、世界の平和と安定を目指す活動です。
授業では、世界の多様性や支援の仕組みを学び、グループワークを通じて社会問題の解決策を考えます。
専門家の話も聞きながら、国際社会で役立つ力を身につけます。 - Human Diversity Studies
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本授業は、少人数制で英語を中心として行われます。
学生は、これまで学んだ基礎知識や実際の体験をもとに、共生社会の実現や多様性を新しい価値に結びつけるアイデアなどを選び、テーマについて英語でプレゼンテーションを準備します。
準備期間中は、教員の助言や他の学生との意見交換を通じて、テーマの概要、方法の提案、予想される成果、実践上の課題などを検討します。
後半の授業では、学生が順番に英語でプレゼンテーションを行い、質疑応答や評価を通じて、グローバルな視点や実践的なコミュニケーション能力を磨きます。 - グローバル・地域共生フィールドワーク
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本授業は、本学科の3つの実践科目(グローバル共生フィールドワーク、ダイバーシティインターンシップ、地域共生フィールドワーク)を基盤とし、そこでの経験をもとに、多様性に着目して新たな価値を創出するフィールドワークを行います。
各現場が抱える課題への解決策を提案するだけでなく、新しい価値を見つけるプロセスを通じて、共生のデザイン力、主体性、他者を巻き込む力を身につけることを目指します。
授業では、さまざまな他者との協働や連携が求められます。
外国語・留学認定科目
- 異文化理解Ⅰ
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本授業は留学認定科目として設置されており、本学が提供する留学・研修プログラム等に参加し、一定以上の成績を修めた場合に単位を修得できます。
参加先での授業形態や内容は異なりますが、普段学んでいる環境とは異なる社会・文化を体験し、プログラム内容を学ぶことで、社会・文化・世界の多様な生き方を理解し、知識を深めることが期待されます。 - 異文化理解Ⅱ
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本授業は留学認定科目として、本学の留学・研修プログラムに参加し、一定以上の成績を修めることで単位を修得できます。
参加先の授業形態や内容はさまざまで、普段とは異なる社会・文化を体験し、プログラムの内容を学ぶことによって、社会・文化・世界における多様な生き方を理解し、知識を深めることが期待されます。 - ビジネス英語
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TEPの英語クラスで学んだ内容を活かし、フォーマルな場面でも自信を持って英語を使えるようになることが目標です。
特にビジネスシーンや海外でのフィールドワークにおいて、情報を丁寧かつ明確に伝え、交渉し、合意を得るプロセスを繰り返し練習します。
また、Emailやショートメッセージなどの文書でのコミュニケーション方法を学び、時間や場所を問わずスムーズに意思疎通できる技術を習得します。
授業の終盤には、組織や商品を紹介するプレゼンテーションを行い、プレゼンテーションスキルをさらに向上させます。 - 英語コミュニケーション
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TEPの英語クラスで学んだ内容を活かし、よりスムーズで深みのある会話ができる能力を身につけることを目的としています。
毎回のレッスンを通じて、自分の意見を論理的かつ説得力を持って表現したり、相手の意見に婉曲に反対意見を述べたりできるようにします。
また、未来に関する会話を通じて、想像力を養い、より自然な英語表現を習得することも目指します。1・2年次開講の英語クラスと同様、授業の終盤にはプレゼンテーションを行い、これまで培った人前で自分の意見を効果的に表現するスキルをさらに磨きます。
このコースを通じて、よりネイティブに近い英語話者を目指します。
※1:精神保健福祉士資格取得のために必要な科目
※2:ジョブコーチ資格取得のために必要な科目
大妻女子大学人間共生学部共生デザイン学科の公式Instagramはこちらから。
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