2026(R7)年度 人間共生学会/人間関係学会・講演会の開催『「声の仕事、26年」ー現場で考え続けてきたことー』
2026(令和8)年度 人間共生学会/人間関係学会・講演会が開催されました!
2026年6月22日(月)3限に、現在大妻女子大学大学院に在籍し情報コミュニケーションを研究されている、アナウンサー歴26年の村上由利子さんをお招きし、「声の仕事、26年―現場で考え続けてきたこと」と題した講演会を開催いたしました。
はじめに、齊藤豊学会長から、声は単に情報を伝える手段だけでなく、人と人を結び、思いを届け、時に社会の出来事を受け止めるための大切な営みであり、本講演が「人間共生」を学ぶ我々にとって有意義な機会であるとのご挨拶をいただきました。
村上由利子さんの大学(水産学部)での学びから入職の経緯、入職後の仕事内容や部署の転換など、どのように現在までのキャリアを歩んでこられたかをお話いただきました。また、ライフワークとされている「朗読」の実演から「伝える」ことについて、学生に直接レクチャーする時間も設けていただきました。
先輩女性のお話に学生たちは真剣に耳を傾け、終了後も村上さんに熱心に質問する姿もみられました。
◆アンケートより学生の感想のご紹介◆
- 映像がなくても情景が頭に浮かんできて、声の表現力のすごさを改めて感じた。今回の講演を通して、声の仕事はただ読むだけではなく、感情や人物像まで伝える奥深い仕事なのだと思った。
- 物語は語り手だけでなく、聞き手との相互作用によって形成されるものであると学んだ。さらに、伝え方の違いが物語の理解や共感の深さに影響を与えることに気づいた。
- 初めて臨んだ高校野球の実況で、一人の観客から「いい実況だったよ」と言われた言葉を今でも大切にされているという話が心に残った。誰にとっても原点は特別なものに聞こえるが、それは最初から約束されているわけではなく、必死に努力を積み重ねていく中で突然やってきて、後から振り返ったときに特別になるものなのだと考えた。
- 心理学は就職面ではあまり活かされないと言われたことがあり、就活に不安があったのですが、村上さんは水産学部で海藻の研究をする中で「自分で情報を広めたい」と思ったことから記者になったと聞き、もしかしたら学問を究める中できっかけや出会いがあるかもしれないので、必要以上にナーバスになることはないなと勇気をもらえました。
- 相手に伝わるように工夫し続けることや、相手の反応を大切にすることの重要性を感じた。これは福祉の分野にも共通しており、利用者の話を丁寧に聞き、思いに寄り添う姿勢が求められると思った。
- 子供の絵本の読み聞かせから発想を得て声の出し方についての新しい方法を研究したり、キャスターを務めた後に大妻女子大学大学院に入ったりと、ずっと挑戦を続けている姿がとてもかっこいいなと思いました。

人間共生学会/人間関係学会は、人間共生学/人間関係学研究の進展と会員相互の親睦をはかることを目的として、学生と教員が会員となり運営を行っています。
毎年実施される総会では、普段の授業とは違う学びの機会を提供しております。