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2019-06-19
社会

★「第5回 福祉社会学会賞 学術賞」受賞★ 野辺 陽子 准教授

人間関係学部 人間関係学科 社会学専攻  野辺 陽子(のべ ようこ)准教授が、
「第5回 福祉社会学会賞 学術賞」を受賞しました!

福祉社会学会賞は、2年に1度、福祉社会学研究の一層の発展のために、優れた研究業績を発表した会員に授与されています。
今回の「学術賞」は、2017~2018年の間に刊行された会員の研究業績の中で、優れた著書を発表した会員に贈られた賞です。

≪内容紹介≫
現在、家族・親子関係の形成の上で、「血縁」が重要な論点のひとつになっています。
産んだ母が専業で子どもを育てるという「近代家族」の限界が指摘され、「家族を超える子育て」「血縁を超えて」というフレーズが盛んに喧伝される一方、不妊治療の拡大や養子縁組の停滞を根拠に、人々はますます「血縁」を重視するようになっているという指摘もあります。
本書では、「日本人は血縁を重視する」という巷の議論、「血縁を重視しない」という社会学・人類学での議論を整理するとともに、当事者たちの声を多数紹介し「血縁」がどんな場面でどのような意味で使用されるのかというリアリティに迫ることで、これまでの議論を解きほぐします。
日本の「血縁」をめぐる家族・親子像から、私たちのアイデンティティをも照射する、画期的な家族社会学の誕生です。

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